京都観光 妙心寺~おかげさまの心

こんにちは。京都観光してますか?
今回は京都の中でも抜群に広い、影響力の大きなお寺さんを紹介します。
妙心寺ってしってますか?

京都で有名なお寺さんといえば清水寺、金閣寺、銀閣寺、東寺、東福寺、南禅寺…。
旅の方にとっては、妙心寺ってそこまで知られていないのかもしれません。
なので、観光客は清水寺や金閣寺ほど多くはありません。
静かな雰囲気の京都を感じたい方には向いていると思います。

臨済宗妙心寺派大本山妙心寺
住  所 京都府京都市右京区花園妙心寺町64
アクセス 北門:京福電鉄【嵐電】北野線「妙心寺」下車徒歩5分
南門:JR山陰本線「花園」下車徒歩5分

妙心寺の敷地は非常に広いです。
門の中に塔頭が多数存在しているところは、東福寺と異なる配置になっています。
そのせいか、付近の方が生活道路の一部として使用しています。

私は南門から入らせていただきました。
入って右手に案内板がありますが、妙心寺内にはたくさんの塔頭があります。
塔頭は非公開のところも多いようで、その日に公開しているところの案内もありました。
天井の龍を見たいと思っていましたので、大本山の妙心寺へ向かいます。

山門、阿弥陀堂、本堂と、大伽藍が並びます。

拝観受付へ行くと、20分に1回案内をしてくれるということで、お願いすることにしました。
まずは法堂へ入らせていただきました。
ここには何があるかというと、天井いっぱいに描かれた龍の絵を見ることができるのです。天井の龍というと、建仁寺に新しく描かれた雲龍図や、清水寺の奥にある地主神社の天井に描かれた雲龍図がありますが、個人的には妙心寺法堂の龍が一番迫力があるように感じました。

この龍の絵は、狩野派の画家、狩野探幽による「雲竜図」で、どこから見ても龍に見られているように見える、「八方にらみの龍」と言われているのです。ガイドさんに説明をしてもらったあと、法堂の中を移動して、どこから見ても龍と目が合うことを確認してくださいね。

法堂内では、黄鐘調の鐘「おうじきちょうのかね」の音を聞かせてくれます。これがなにかといいますと、日本で一番古い鐘なんだそうです。経年劣化のため、ヒビが入っていることが判明したそうで、直接鐘をつくことができなくなってしまったそうです。なので録音した音源を聞かせてくれます。本当にいい音です。「ゆく年くる年」でも放映されたことがあるそうですよ。

次いで案内していただいたのが、「明智風呂」です。昔のお風呂ですね。明智の由来は「明智光秀」の明智です。明智光秀が亡くなった際に、ご遺体をこの明智風呂に隠したため、そのように呼ばれているのだそうです。

この明智風呂ですが、現代でいうサウナのようなものだったようです。建物の外にある井戸から水を汲み、釜で沸かしたお湯の水蒸気を小屋の中に充満させるような作りになっています。洗い場も設置されており、建物に入ってすぐの床には、水が流れるような傾斜がついており、排水のための溝も確認できます。
蒸気を逃がさないようにするため、サウナの入り口は狭く作られており、入るのが大変そうでした。
ここまででガイドさんの案内は終了です。ちなみにガイドさんの着ていたTシャツの背中には「おかげさま」と書かれていました。おかげさまの心、周りの人への感謝の心だと思います。大切にしたいと思います。

妙心寺の本堂では、写経をさせてくれる場所があります。本堂と庭の落ち着いた雰囲気が本当に素敵です。こんな静かな、心が落ち着く場所があるんですね。

拝観受付のところで御朱印をいただけます。

「奉拝 釋迦如来 大本山妙心寺」と記載していただきました。オーソドックスなパターンですが、非常にスタイリッシュな、アートな雰囲気の字体です。素敵です。

帰路の際に、屋根瓦の上に麒麟がいることに気づきました。こうなると屋根ばかり見てしまいますが、細かな細工がいたるところに施されているため、見ていても飽きません。

いかがでしたか。京都へ旅をする際には、妙心寺へお参りされてはいかがでしょうか。きっと心が洗われると思います。

ありがとうございました。



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