京都観光 世界遺産西芳寺(苔寺)

京都観光、してますか?
今回は西芳寺、通称苔寺をご紹介します。
苔が美しいのは、水をまとっている時ですね。
と、いうことは、見頃はズバリ梅雨です。

乾いて茶色になった苔も、水を吸収すると瞬く間に緑に戻ります。
水を吸って生き生きした苔を見るなら、梅雨がオススメなのです。
そのほかには雨の日に行くっていうのもいいんですが、苔寺拝観の際にネックになるのが予約制であるということです。
雨が降ったからってふらっと行くことができないのですね。
だから、梅雨がいいと思います。

苔寺を躊躇するのは拝観料が3000円と高いこと。
そして本堂への参拝がセットになっているということでしょうか。
必然的に入れる人数が限られてくるということになりますね。
気軽に行ける値段と場所ではないのです。

さあ、一体なぜでしょう。
誰でも入れるということは、客を選ばないということ。
言い方はよくないけれど、拝観者を選ぶのです。
誰でも彼でも入ってくると、敷地が荒れ放題。
詫び寂びの要素は吹っ飛びます。

苔の大切さがわからない人まで入っても困るのでしょう。
踏み荒らすやつまで出てくるのでしょう。
苔は京都の大切な資産ですから。

かねてから京都では、観光公害という言葉が使われています。
観光客の出すゴミ、過剰な混雑、渋滞などの総称です。
人を呼び寄せる力はすごいのですが、人をさばく能力が追いついていないのが今の京都市なのでしょう。

そんなわけで、苔寺には気軽に行けません。
往復葉書での応募、拝観希望日の一週間前必着だそうです。
土日や紅葉シーズンは激混みとなりますので、早めの予約をお勧めします。

なんでハガキなんだよっていうあなた。
ネットだと海外からも押し寄せますよ。
ここには侘び寂びが残されているのです。
侘び寂びを残すために、こういう方式をとっているのですよ。

苔はものすごくキレイです。
必見です。

苔寺に来たのならば、行くのならば、隣の鈴虫寺も合わせて拝観しましょう。
僧侶の方が説法をしてくれるのですが、これがなかなか面白いです。
何千匹もの鈴虫が、籠の中の木にびっしりとつかまっています。
庭園もコンパクトですが美しい。
こちらも約1時間に1回の入れ替え制となっています。
1度に説法を聞けるのは約100人くらいでしょうか。
駐車場もありますので、車で行くのもありですが、周辺は道幅が狭いので、幅が小さめの車がいいと思いますよ。

地蔵院も行きましょう。
こちらは通称竹の寺です。
竹林と地面を覆い尽くす苔が見事です。
苔寺がダメでも、鈴虫寺と地蔵院をあわせて拝観するコースもいいかもしれません。
御朱印希望の方は貰える日が限られているようなので要注意です。

今回紹介した3つの寺院は、華やかな東山エリアとは大違いで、どちらかというと人を避けるような、ひっそりとした、侘び寂びを感じます。
渋い京都観光に、ぜひ加えてくださいね。

さ、苔寺に往復葉書、出しましょうよ。
鈴虫説法聞きに行きましょうよ。
竹の寺でお茶しましょうよ。

旅の予定も、計画的にいきましょう。
さあ、京都に行きましょう。
こんな和風が残されている都市はありませんよ。

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1件の返信

  1. 2018年11月12日

    […] 世界遺産西芳寺(苔寺) 予約が必須であり、拝観料も3000円と高額です。 […]

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