カジサックの英断

さんまのテレビでキングコング梶原が出ていた。
いや、カジサックが出ていた。

彼はYouTuberとして、カジサックの名前で活動している。
一年やって、100万人のチャンネル登録がなければ芸人は引退するという。

芸人なんてさっと引退してYouTuber専業にすればいいのだろうが、そこはYouTubeが波にのるまでテレビでCMしまくればいいわけだ。
芸人キングコング梶原は引退しても、YouTuber梶原は引退しない。

カジサックは活動の場をYouTubeに見いだした。
AmazonTVにはダウンタウンや今田東野が出てきている。
YouTubeはこれからますます伸びていく。
そこにカジサックが入って活動していくのだ。

彼はテレビが好きらしい。
若い子たちがテレビから離れている。
だからYouTubeで活躍して、テレビを見てもらうように活動していくらしい。
まあ、テレビ離れは間違いないです。
見たいものがオンデマンドで観れる時代だから。
だからAmazonとかYouTubeとかが伸びている。
今時地上波で、あんまりおもしろい番組ないよね。

テレビに出ている時にカジサックがそう言わなければならないような圧力があったのだろうか。
テレビは廃れていく。
オンラインでオンデマンドなサービスが今や主流だ。
速報性のあるニュースでさえも、ネットで素早く出てくる。
だから、テレビっていうのがもうそろそろオワコンと化しているのかもしれない。

広告だってそうでしょう。
かつて広告といえばテレビと新聞だった。
それが今ではネットにかける割合が無視できないものになっている。
だから、どんどん時代が変わっているということなんですね。
20年も前には、21世紀は情報の時代であるということが言われていた。
テレビが本当に情報化されてきたかといえば、そうは思えない。

若い人は新しいものが好きだ。
ネットの便利さを知っている人はネットなしの生活には戻れない。
逆にテレビがなくても不便を感じない人もいるのではないだろうか。
そういう意味で、若い人はもう地上波なんて見ていないのではないか。

CMに入って2分くらいCM垂れ流し。
CM明ければCM前の部分をもう一度流してみたり。
まあ、時間もったいないよね。
まだ録画して見るほうが時間の節約にもなるし、いらいらすることもない。
続きはCMの後で!なんてもう時代遅れなのです。

だからこそカジサックには、頑張ってほしい。
彼が歩いている道は、芸人としてのフロンティアスピリットが切り開く道であり、カジサックの後に続く人も出てくるだろう。
また彼が賢いと思うのは、100万人突破したらそのまま梶原としてもカジサックとしても活動するが、100万人突破しなくてもカジサックとして活動を続けるわけだ。
そうすると、100万人突破しなかったら芸人をやめるということが、大きな広告効果を出しているということなのだ。
これは賢い梶原だから考えたのか、それとも賢いブレーンがそばにいるのか、まったくよく考えたものだと思う。

そもそもキングコングの漫才も面白かったし、テンポも速いし、現代向きであると思う。
相方の西野も才能にあふれていて、極端な考え方が敵を作ることもあるだろうが、やはり未来志向であると思うし、とがった才能を世に送り出す時にはそういうアンチもわいてくるものだろう。
西野に続く形にはなったが、梶原の方向性は間違ってないと思う。
事務所に売ってもらうのではなく、梶原個人としての活動に共感を覚える人は40万人はいるわけで、これって少なくはないだろう。
そんなわけで異色のコンビとなったけれど、キングコングの二人はこれからも応援したいと思う。

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