社会人がFXを始める時気を付けたいこと(基礎編3)
どうもこんにちは。みなさんFX、やってますか。
今回は円高ドル安などという、為替について基礎的なとこを話しておきたいと思います。
ニュースで毎日流れる円と株の動き。自分には関係ないやと思っているのは学生までです。FXやり始めると関係あるんですよ。めっちゃ気になります。
一円円高に振れる(例:1ドル100円から1ドル99円になる)だけで、海外をマーケットにしている企業の利益が大きく減ってしまうのは聞いたことがあると思います。トヨタとか自動車関連企業に多いですよね。
アメリカではドルで定価が設定されているのですから、同じ100ドルで売られますが、日本円に直したときの価値が変わってきます。この為替変動を利用して利益を出そうというのがFXのひとつの考え方なのです。
ニュースで伝えられるのはドル・円・ユーロですね。
この3種類の通過で、世界で流通しているお金の半分以上を占めています。
どういうことかって?それだけ日米欧の経済状態が重要だということです。
アメリカが不景気になるとドルの価値が下がる。円高ドル安です。昔は一時期1ドルが70円台の時もありましたね。円高ドル安の時は、海外に積極的に進出している日本企業は利益が下がります。
よって株価も下がる。
FX的にはアメリカドルを買いポジの人は損をするわけです。
米ドルの価値が下がるとき、どのようなことが起こるのか。
「クロス円」という考え方があるのですが、お決まりの南アフリカランドで考えてみましょう。
米ドルとランドのペアがある。日本円とランドのペアがある。ドル円のペアで円高になったら、円とランドはどのように動くのかということです。
米ドルが売られるのであれば、ランドが高くなりますね。しかし、米ドルが売られるということは、円が買われるということなのです。もう圧倒的に円が買われます。
米ドルが危ないと思えば、どこへ逃げますか?安定通貨の円です。ユーロです。ほかは、うーん、スイスフランでしょうか。退避先としては弱小通貨を選択することはまずないでしょう。
円が買われるということは、ランド円で考えると、円高ランド安に振れるのです。ランドの買いポジの人は損をすることになるでしょう。
世界の為替は、米ドル・日本円・ユーロを中心に回っています。この3強の中でも、さらに米ドルは別格です。
他の弱小通貨国がアメリカと関係が悪くなるとどうなるか。トルコリラを見てもらえればわかります。リラ安が進むけれど、ドルがそんなに上がるわけではありません。通貨の絶対量が違いすぎるのです。
対トルコリラだけであれば、ドル円の動きなんて大して変わらないのです。でもリラは大幅に下落していきます。クロス円を考えて、円/トルコリラはどうなるか。やはりリラ安が進んでいくのです。円高リラ安とドル高リラ安となります。これがクロス円の正体です。
この国際情勢がFXではゲリラ的に発生することになるのです。あらかじめ発表が予定されているところでは失業率やら中央銀行の公定歩合が、その国の通貨価値を決める指標となります。
国際情勢的なイベント、ゲリラ的に発生する事件があるから読めないのです。国際為替がどちらに振れるかなんて、よほどわかりやすいイベントがなければ、事前に予想するのはほぼ不可能でしょう。為替を読むことって難しいのです。株とはまた違うのでしょう。
基本的なことですが、金利の高い国の通貨は、時間をかけてインフレが進んで、通貨の価値が下がっていきます。当然のことです。その金利と、通貨価値の下落率で金利が勝てば、スワップで儲かるのです。
当然レバレッジをかけるので、金利もレバがかかります。ランドを4倍で投資すると、6.75×4=27%の金利が受け取れるのです。一方で為替を考えて、わかりやすく10円としたときに、7.3円まで下がることが現実的かどうかということですね。
こういうふうに考えると、長期で投資し、為替変動で下がる分を上回るスワップを手に入れることができると考えていいんじゃないでしょうか。
レバを上げすぎてロスカットを食らうことは、どうしても避けなければいけないということがわかると思います。欲張りすぎると危ないのです。レバは3から多くても5倍くらいでほったらかすのがいいと思いますよ。
そういう意味で南アフリカランド、メキシコペソなどに投資する意味はあります。レバレッジをかけて金利を取りに行くことも面白いものです。
あやしい?危ない?そんなことありません。FXの正体はわかりましたよね。あとは危なくない通貨を選択するということが大切です。ポンドとか豪ドルとかはボックス相場的で比較的安全でしょうね。
海外の通貨を購入して、為替と金利で儲けようというのがFXですよ。どんなものか知っていれば怪しくはないし、危険なやり方もあるけれど、安全にやる方法だって当然あるのです。
あなたも今日からFX投資家ですよ。
ではまた!
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