新型コロナウイルスとクルーズ船

いまさらなんだという話なんだけれど、ダイヤモンドプリンセス号の話です。

あのダイヤモンドプリンセス号は、イギリス籍の船で、運営会社はアメリカの会社だそうです。

立ち寄る予定だったというだけで、日本に、横浜に停泊し続けるというのは当初から想定されていません。

よその国では入港禁止にしているところもあったのです。

日本はやさしいから、寄港していいよと言ってあげたのですね。

国家の強権発動で入港禁止にすることもできたはず。

でも、手負いのクルーズ船には情けをかけたわけです。

ほったらかせば全員感染します。逃げ場もない洋上で、医療設備も豊富ではなく、当然ゾーニングもできていないわけですから。

とりあえずそこで、船の中だけでもゾーニングを行うべきということで、日本の医療チームが中を確認しました。

でも、しっかりと分けられるはずもなく、もともとみんなで騒ぐ、お祭りの船なのですから。どんどん感染は広がります。

で、個室待機となるわけです。

乗客のほとんどは、日本や対応スタッフに好意的な意見だったようですが、中には「日本の対応は間違っている」とかいう輩が出てくるわけですよね。

そんなのをテレビで流されて、本当に国を滅ぼそうとしているのはテレビ局などのメディアだなということが感じ取れます。

もともと日本に関係のない船が、たまたま感染者を乗せて船内感染が広がったところで、寄港予定だった横浜港が、お情けで泊めてあげただけです。

対応に文句を言われる筋合いはないでしょう。運営会社に対応を求めなさいよ。

メディアもそういう一部の意見を、まるで大多数がそういっているかのごとき取り上げ方をするのです。情報操作も甚だしいですね。

そんなわけで、日本はよくやっているなと思います。対応は手ぬるいと思うけれど、武士の情けで助けているのです。

その患者をまるっと受け入れた藤田医科大学も本当にすごいなと思います。

医療関係者の方々に感謝しましょう。

あわせて読みたい