大坂なおみとセリーナウィリアムス

大坂なおみすごい。
女王セリーナを倒した。

まだ20歳なんだそうだ。
テニス選手は活躍できる時間が長い。
今後さらなる飛躍を期待する。

今更グランドスラムの決勝戦についてだけど、セリーナがものすごい抗議してたよね。
写真とかスローとかでみると、完全にビーストだ。
ものすごい形相で、審判の顔を指差して、謝れって言っている。

サッカーなら退場だな。
野球でも退場だろう。
ほかのスポーツならどうかな。
今大会はグランドスラムって奴なのね。
権威ある大会じゃないの?

セリーナもそれだけ本気だったってことだ。
自分のホームと言える状況で、20歳の大坂なおみに負けるわけにいかなかった。
だけど大坂なおみが結構強かったんだ。
この日の試合は完全に大坂優位だった。

そのストレスが審判に向かったってことだ。
ラケットもグニャって壊してるけど。
自分のラケット壊して感情表現するのはテニスによくあるような、錦織圭とかもやってるような行為だけど、テニスではこれが許容されるって言うのも不思議だ。
最近見ないけど野球選手が三振してバットへし折るのと同じだよね。
自分の道具なんだから自由だと言われればそれまでなんだが、行為としては褒められるものではないと思う。

とにかくセリーナは冷静さを欠いていた。
セリーナが吠えたせいで、会場は大坂なおみに対するブーイングの嵐だった。
大坂なおみが強くなったことで、アメリカ人からブーイングを受ける結果になった。
この雰囲気で勝ち切った大坂なおみのメンタルは賞賛に値する。
とかく日本人はメンタルの弱さを指摘される。
大事な場面でシュートが宇宙開発だったり、エラーしたり。
大坂なおみは会場の雰囲気に飲まれず、セリーナに勝ち切って会場を黙らせた。
すごい選手だ。

ここからが女性の差別がどうだとかいう話になってしまい、担当した審判もとんだとばっちりだが、概ね試合をコントロールできたんじゃないか。
判断は正しかったんじゃないか。
いくら何勝もしている女王だからって、ホームだからって、何してもいいってわけじゃない。
セリーナには謙虚さが足りないように見えた。
母親になっても勝ち続けたいという気持ちはわかるが、この日は大阪なおみの方が上だった。

だからどの判定が気に入らなかったのか知らないが、そこに性別による差別があったとは思えない。
性別による差別はダメだが、あの試合では女性だからと言って差別することに何の意味もない。
だって女性対女性の試合だから。

男子に比べてペナルティが大きいだとかいう話らしいが、あんまりこういう派手に抗議する試合を見ないから簡単には比較できないけど。
ちゃんとその試合の中で完結してればいいんじゃないの。
バランスを欠くことなく試合をコントロールできればいいじゃん。
女子サッカーと男子サッカーでこういう話は聞かない。
ほかに男女で厳しさが違うからって話題になった事って聞かないけどな。

そんな雰囲気で優勝した大坂なおみはインタビューで謝罪の言葉を述べていた。
悔しかっただろう。
賞賛されるべき瞬間に、謝罪で涙を流すなんて。
こんなことは繰り返してはいけない。

日本とパナマのハーフで、生活はアメリカという大坂なおみだが、テニスの国籍は日本という。
そのへんはよくわからない状況だが、日本のテニス界を牽引する、偉大な歴史の第一歩となったことだろう。

大坂なおみ選手、おめでとう!

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