京都観光 世界遺産御室仁和寺

京都観光してますか。
京都旅行計画中の方、コースが決まってない方は世界遺産指定の仁和寺行きませんか？
これから世界遺産仁和寺の良さをお伝えします。
行きたくなること間違いなし！

仁和寺(にんなじ)は皇室とゆかりの深いお寺さんです。
かつて天皇が居を構えたり宿泊したりしたお寺さんが、「門跡寺院(もんぜきじいん)」と言われるようです。
東山エリアの青蓮院門跡、八つ橋で有名な聖護院門跡などなど、皇室との接点があるのですね。
そんなわけで菊の御紋が使われています。
仁和寺はかつて皇族が住職を務めており、御室御所(おむろごしょ)と言われていたのです。
だから御室というと仁和寺のことを指すようになったのですね。

なぜ仁和寺をオススメするか、まずは簡単に説明します。
車でのアクセスが良く、拝観者専用駐車場が近くて安い。
敷地が広大で見所がたくさんあり、人が分散されて混みすぎない。
いい意味でさほど観光地化していないので、上品で渋く風情のある京都を味わえる。
さあ、どうでしょうか。
来る理由として十分です。
世界遺産ですよ？

仁和寺は紅葉が綺麗です。
広大な敷地には緑がいっぱい。
紅葉がたくさん植えてあります。
それでもハイシーズンはやはり桜の季節でしょうか。
仁和寺のメイン桜は染井吉野ではありません。
御室桜(おむろざくら)という品種で、染井吉野よりも遅く咲く、背の低い桜がメインなのです。
だから、お花見のシーズンを逃しても、仁和寺でリベンジすることができますよ。
背の低い桜のそばで、屋台で買ったおつまみを食べながら一杯やりましょう。

仁和寺には御殿と庭園があります。
御所として使われていたエリアですね。
御殿は襖絵が見事です。
部屋がこれでもかというくらいたくさんあります。
さすが御所というだけあります。

庭園はと言うと、目を見張る美しさです。
白い砂で枯山水かと思いきや、池とたくさんの樹木が見事な一体感。
見える範囲の一番遠いところに五重の塔が見えるように計算されて設計されていることがわかります。
そして広すぎない。
見るべきポイントを定めた、ベストな視点を考えて作られているのです。
本当に素晴らしい。

ほんと、この景色を見るためだけでも拝観料払います。
これが紅葉したら…。
脳内に侘び寂びドーパミンが溢れまくりますよ。
やっぱり感動するような景色を見たいですよね！

ちなみに私の経験かこの東福寺ですが、じっくりゆっくり見ると２時間くらい必要かなと思われます。らですが、仁和寺の所要時間はゆっくり回って約１時間です。
混雑していると１時間半ほどはかかるかもしれません。

秋季は霊峰殿の公開がありますので、受付で確認してください。

霊峰殿では大きく迫力のある愛染明王が出迎えてくれます。
そのほかには孔雀明王や仏具が展示されています。
こちらも素晴らしい。

ちなみに御朱印もいただけます。
朱印所は二ヶ所あって、金堂の前と御殿の中でいただけます。
番号札システムになっているので、帰りに忘れずにいただきましょう。



御殿の方には売店もあるのですが、目立たないような配慮がされていて、商売っ気がないのです。
売り圧力も感じませんし、売店を通らなくても帰れます。
仁和寺はストレス全く感じません。

京都へ観光に来る日本人客は減っています。
海外からのインバウンドは増加しています。
なぜ日本人が行かなくなったか？
海外観光客が多すぎて風情を感じなくなったからではないでしょうか。

金閣寺、清水寺、伏見稲荷なんかは海外観光客で溢れてます。
観光地としての嵐山もすごい賑わいですよね。
渡月橋の交差点なんて、人が多すぎてまっすぐ歩けないです。
だけど賑やかなところには賑やかなところの良さがあります。
そこを否定しているわけではないのです。
そういう京都に行きたい時もありますからね。

でも、侘び寂びの世界も京都の大きな魅力ですよってことを再認識して欲しいのです。
賑やかな京都と、侘び寂びの京都を、どちらも楽しんでほしいと思うのです。
日本人が求めている京都の姿はいろいろあると思いますが、仁和寺には日本人が求めている風情、侘び寂びがあると思います。



門前町も派手さはありませんし、たくさんお店があるわけではありませんが、渋い侘び寂びの京都を感じるには、仁和寺はオススメなのです。
さあ、渋い京都、行きましょうよ。

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